目薬
点眼薬 |
- 使い方
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頭をうしろに傾け、指で下まぶたを下に軽くひき、下まぶたの上に点眼してください。
汚染をさけるために、容器の先端を手で触ったり、容器の先端がまぶたやまつげに直接触れないように注意してください。
また、他人への感染を防ぐために、本人以外には使用しないで下さい。
点眼する量は1~2滴で十分です。点眼後は静かにまぶたを閉じ、しばらくそのまま目を閉じていてください。
また、点眼薬を2種類以上使用する場合は、3~5分程度の間隔をあけて、点眼してください。
- 注意点
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使う場合、まず手をきれいに洗いましょう。
使用方法、使用回数の指示を必ず守りましょう。
他の人の点眼薬や眼軟膏、古くなったものは使用しないで下さい。
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眼軟膏 |
- 使い方
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使用する前にチューブの先をよくティッシュで拭いてください。
ご自分で使用する場合には鏡を見ながらが良いでしょう。
下まぶたを下に軽くひき、注意しながら下まぶたの上にくすりをだします。
チューブの先をティッシュで拭きふたをします。(万が一、チューブの先端に手やまつげが触れてしまった場合には、先端をきれいに拭き軟膏を少量しぼり捨ててください)。
くすりをつけたら、静かに目を閉じ、まぶたの上から軟膏が全体に広がるように軽くマッサージをします。(強くおさえないように注意してください。)
かすんで見えるようになる場合がありますが、しばらくすると治ります。
点眼薬と一緒に使用する場合には点眼薬をさして3~4分たってから、最後に眼軟膏を使用してください。
- 注意点
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使う場合、まず手をきれいに洗いましょう。使用方法、使用回数の指示を必ず守りましょう。他の人の点眼薬や眼軟膏、古くなったものは使用しないで下さい。
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点鼻薬
噴霧型点鼻薬 |
- 使い方
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顔をうつむきかげんにし、片方の鼻孔をふさぎ他方の鼻孔内に噴霧器の先端を垂直に立てて入れてください。
鼻から息を吸い込みながら、ノズルが確実に止まるところまで一気に強く押し上げて噴霧・吸入します。
他方の鼻孔にも同様の操作を行って下さい。
噴霧後はくすりを鼻の奥まで行き渡らせるために、頭を後ろ向けに傾けた状態で数秒間鼻から静かに呼吸してください。
- 注意点
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これらを使用する場合は、あらかじめ鼻をかんで鼻の通りをよくしてから使用するようにしましょう。
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滴下型点鼻薬 |
- 使い方
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起立したり、起き上がっている場合は頭を後方に傾け、横になっている場合は枕を肩の下にあてて頭を傾け、鼻が上を向くようにして下さい。
容器の先が鼻等に触れないように気をつけながら、点鼻液を鼻腔内に滴下して下さい。
点鼻後、鼻の中に薬がよく行きわたるようにしばらくそのままの姿勢でいてください。
- 注意点
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これらを使用する場合は、あらかじめ鼻をかんで鼻の通りをよくしてから使用するようにしましょう。
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点耳薬
点耳薬 |
- 使い方
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悪い耳を上にして、横向きに寝てください。
容器の先端が直接耳に触れないようにして耳科用液を数滴滴下します。
点耳後そのままの姿勢で約10分間の耳浴を行います。
耳浴後、清潔なガーゼ、ティッシュペーパー等を耳にあてて起き上がり、耳の外へ流れ出た耳科用液を拭き取って下さい。
- 注意点
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医師の指導に従って分泌物を十分に排除してから使用してください。
また、点耳液の温度をできるだけ体温に近い状態にして使用して下さい。(冷たい薬液を滴下しますと「めまい」を起こすことがありますので手で暖めるなどして使用してください。)
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坐薬・膣錠(肛門あるいは膣内に使用するくすり)
坐薬 |
- 使い方
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坐薬を包装からとりだします。
坐薬を指先またはティッシュペーパー等でつまみ、先のとがった方から肛門内に挿入します。(入れたあとしばらくの間肛門を押さえておきます。)坐薬を入れるときは中腰になって肛門内に押し込み、立ち上がるようにすると簡単に入ります。
坐薬のすべりが悪い場合は、水またはぬるま湯で先端をぬらすか、手の上でころがして温めればより挿入しやすくなります。
- 注意点
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使用前に手を洗って下さい。
便秘用の坐薬以外はできるだけ排便後に挿入して下さい。
坐薬が外に出ないようにするために、挿入後20~30分は運動をさけてください。
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膣錠 |
- 使い方
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肛門の内側に使用する場合、わずかの軟膏を出し、挿入管の表面に塗って滑りをよくします。
肛門内へ深く挿入しチューブ内の軟膏が十分に押し出されるように2~3回圧出して下さい。(軟膏が硬くて出にくい場合は、チューブを手で握って温めるとやわらかくなります。)
肛門の外部に使用する場合は、軟膏をそのまま患部に塗布するか、またはガーゼなどにのばして患部にあてて下さい。
- 注意点
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使用前に手を洗って下さい。できるだけ排便後に塗布して下さい。
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貼り薬
貼り薬には、湿布薬や狭心症に用いる冠血管拡張薬や気管支喘息に用いる気管支拡張薬などがあります。
点耳薬 |
- 使い方
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フィルムをはがして貼ります。
必要に応じて、ずれないようにテープ等でとめます。
又、関節など動きがある場所に貼る場合には、湿布薬に切込みを入れると貼りやすくなります。
- 注意点
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貼る時には患部の水分や汗をよく拭き取ってから貼ってください。
傷口、粘膜または湿疹・発疹のある部位には使用しないで下さい。
冠血管拡張薬や気管支拡張薬の貼り薬は、同じ場所に続けて貼ると、かゆくなったり、かぶれたりすることがありますので、新しいテープに貼りかえる時は、同じ場所を避けて貼ってください。
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吸入薬
吸入薬 |
- 特徴
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薬を霧状に噴出させたりあるいはドライパウダーとして、空気と共に口から吸い込み気管支や肺に作用させる薬で、内服した場合よりも少量で早く効き目を現し、副作用が少ないのが特徴である。
薬の種類として、気管支喘息に使われる薬では、発作の予防に使う薬(ステロイド剤、抗コリン剤、抗アレルギー剤など)と、発作を鎮める薬(交感神経刺激剤(β刺激剤))があります。
又 最近では インフルエンザ治療薬としてこのような吸入薬も出ています。
- 使い方
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吸入薬の使い方に関して疑問な点などございましたら薬剤部の方で個別に説明を 行なっていますので遠慮なくお申し出下さい。
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塗り薬
軟膏 |
- 特徴
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薬用成分に、油を加えて適当なやわらかさにのばした塗り薬で、体や手足など広範囲に薬を塗ることができます。薬が長い時間、皮膚の上に定着しているので、効果が持続します。刺激が少なく、皮膚がどんな状態のときでも、だいたい使用できます。特に患部が湿って、ジクジクしているようなときや、かさぶたができているときは、軟膏が向きます。
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クリーム |
- 特徴
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軟膏を、滅菌精製水でのばして、さらにやわらかくした塗り薬で、広範囲に薬を塗ることができ、皮膚内部への浸透性がよくて、軟膏よりベタついた感じがしないので、足の裏など、汗のかきやすい部位に塗るのに適しており、水で洗い流しやすい薬です。少し刺激感があり、患部がジクジク湿っているときには用いません。
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ローション |
- 特徴
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薬用成分を滅菌精製水やアルコールでのばした薬で、頭や爪の間など、軟膏やクリームの塗りにくい部位に使います。べたつかないため、特に頭皮など毛が生えている部分に使いやすい薬です。
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注意点石鹸で手洗いをしっかり行い、指示に従って1日1~数回、適量をとり患部に塗ってください。