概要
当院は市内唯一の公的医療機関・総合病院であり、その外科的疾患を担当しています。一般外科を中心に消化器外科・内分泌外科・乳腺外科・内視鏡外科・呼吸器外科と多岐にわたる治療を行っています。令和4年度からは小児外科の診察治療も開始しております。また、救急医療にも力を入れており、緊急手術や早期治療介入を行っています。
安全性と根治性を優先しつつ、患者さんが早期に退院・社会復帰できるよう全力で務めさせていただきます。
特徴
消化器がん
胃癌、大腸癌については腹腔鏡手術を積極的に行っており、術後早期に社会復帰が見込めます。
食道、肝臓、膵臓の悪性腫瘍に対しては正確な手術前診断と検討を行い、根治手術を行っています。
事前から消化器科と情報共有し、外科初回受診後早期(2週間以内)を目標に手術を提供できるよう心掛けております。
良性疾患や一般外科
胆石症や鼠径ヘルニアに対しては全て腹腔鏡手術で行っています。また、食道裂孔ヘルニアによる逆流性食道炎や腹壁瘢痕ヘルニアに対しても積極的に治療介入し可能であれば腹腔鏡手術を行っています。
肛門疾患(痔核、痔瘻など)や体表手術(アテロームなど)も提供しています。
小児外科
小児のあらゆる外科疾患(消化器外科、呼吸器外科、耳鼻科、婦人科、皮膚科、形成外科)を扱っています。小児に対しても最近は腹腔鏡手術が主流となっています。お気軽に相談下さい。
■対応疾患;
鼠径ヘルニア、臍ヘルニア、虫垂炎、腸重積、幽門狭窄症、逆流性食道炎、気胸、肺分画症、陰嚢水腫、停留精巣、包茎、陰唇癒合、先天性皮膚瘻孔、脂肪腫、血管腫、リンパ管腫、外傷など
令和4年4月から「日本小児外科学会」の専門医資格を持った医師が着任し、小児のあらゆる外科疾患(消化器外科、呼吸器外科、耳鼻科、婦人科、皮膚科、形成外科)を診させていただいています。詳細につきましてはこちらをご覧ください。
乳腺外科
乳癌は手術治療の他に、ホルモン療法・化学療法・放射線療法・分子標的薬と様々な治療があり、患者さん各々に最もベストな治療を提供しています。
また愛知医科大学病院乳腺外科とも連携し症例検討会も行っております。
令和4年4月から愛知医科大学乳腺・内分泌外科教室にご協力いただき、月に一度(第3月曜日午後のみ)乳腺専門外来を開設いたしました。詳細につきましてはこちらをご覧ください。
内分泌外科
甲状腺、副甲状腺の良性疾患、悪性疾患に対し外科治療を提供しております。
呼吸器外科
気胸に対し胸腔鏡手術を提供しています。
救急
急性虫垂炎、ヘルニア嵌頓(かんとん)、急性胆嚢炎、腸閉塞や消化管穿孔などの腹部救急外科全般やがんに対する緊急治療も扱っています。
当院外科における研究活動について
当院外科は患者様へのより良い医療の提供及び早期社会復帰を目指して毎年日本全国の労災病院と協力した外科共同研究に参加してまいりました。
本年度は地域包括ケアも考慮した、高齢者がん患者への安全ながん治療の提供に関する検討をテーマに安全な周術期管理の標準的手法の構築を目標とする取り組みを行っております。治療及びサービスの向上を図るもので既に当院では実践している内容です。治療データを用いた研究で何ら診療に影響するものではありませんが常に皆様の安全と個人情報の管理に配慮してまいります。
ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
患者さんへ
担当医
倉橋 真太郎 | 外科主任部長 | |
平成21年 愛知医科大学卒業 医学博士 日本外科学会外科専門医 日本消化器外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医 日本腹部救急医学会 腹部救急認定医 日本内視鏡外科学会 技術認定医 |
鈴木 健太 | 外科部長 | |
平成26年 愛知医科大学卒業 日本外科学会専門医 日本消化器外科学会消化器外科専門医 日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医 日本内視鏡外科学会 技術認定医 |
小川 敦司 | 救急部主任部長、外科部長兼務 | |
平成7年 愛媛大学卒業 医学博士 日本消化器外科学会専門医 消化器がん外科治療認定医 日本腹部救急医学会認定医 日本医師会認定産業医 日本職業・災害医学会労災補償指導医 日本職業・災害医学会海外勤務健康管理指導医 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィー読影認定医 |
原田 正晴 | 外科副部長 | |
平成28年 日本大学卒業 日本外科学会外科専門医 |
福山 貴大 | |
平成27年 高知大学卒業 日本外科学会外科専門医 |