トップページ > 診療科のご案内 > 診療科一覧 > 検査科

検査科

概要

当検査科では、臨床検査技師17名、助手2名の19名で業務を行っております。
チーム医療にも積極的に参加しており、心カテ・聴力検査・採血・糖尿病指導・ICT・NST・クリニカルパス等、多岐にわたる業務を実施しており、中部地区労災病院のアスベスト疾患ブロックセンターとしてアスベスト関連疾患の診断・治療にも貢献しております。
認定資格としては超音波検査士、細胞診検査士、認定輸血検査技師等が在籍しております。


日臨技品質保証施設認証 ■日臨技品質保証施設認証(新制度)とは

精度管理事業および標準化事業に積極的に参加し、その施設における検査データが標準化に基づいたものであり、かつその精度が是正・改善を通じて十分保証されていると評価できる施設に対して、品質が保証された施設として認証される制度です。
※右の画像をクリックすると拡大します。




臨床検査の豆知識(血液検査結果の見方)

基準値は「正常な人の95%に当てはまる値」です。
正常な人でも5%は基準値に当てはまりません。


部門紹介

■生理検査部門

生理検査室は患者さんの生体情報を主に電気や超音波を使って情報をとりだし、分析しています。
部位別に検査を紹介します。検査の内容と注意事項と検査にかかるおおよその時間などを紹介しますので是非一度ご覧ください。

●脳波検査(EEG)
頭皮に皿電極を貼り付けて、大脳の活動電位の状態を波形としてとりだして、記録、解析をします。

【注意事項】
1)整髪料は使用しないでください。
2)小児の場合、眠った状態で検査を行いますので、なるべく睡眠不足の状態でお越しください。

●聴性脳幹反応(ABR)
聴性脳幹反応の検査は当院では主に聴力の域値判定のために行われます。
頭皮の数箇所に糊状のペーストで電極を装着して検査を行います。
検査は上向きの状態で寝たまま行います。(小児の場合、眠ってもらうためにお薬を飲んでいただきます。)

【注意事項】
1)小児の場合、眠った状態で検査を行いますので、なるべく睡眠不足の状態でお越しください。
2)検査の実施時間は2時間程度かかります。

●顔面神経伝導速度(ENoG)
●肺機能検査
肺の働きは、大気から酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。一般的に成人では1日に500~700Lの酸素を消費し、400~500Lの二酸化炭素を排出します。
肺機能検査では、肺の大きさや換気、ガス交換、循環、組織拡散の状態を調べます。
この検査は、息を一度に速く吐いたり、速く吸い込んだりと患者さんの協力が非常に重要な検査の1つです。

・フローボリューム(FV)
・呼吸抵抗測定
・肺気量分画測定
・安静時換気量測定
・機能的残気量測定(FRC)
・クロージングボリューム測定(CV)
・肺拡散能力測定(DLco)
・NO(一酸化窒素濃度測定)

●血液ガス分析検査
心臓
●心電図検査(ECG)
心電図は心臓の拍動をわずかな電気の変化として捕らえたものです。
心臓には自動能があり、心臓内の一部分が興奮し、その興奮が刺激伝導系という電気の流れる道を伝わり、 心筋繊維を刺激して心臓が収縮します。その電気の流れを心電計という機器で波形を記録します。
心電図検査は、一般的に安静時標準12誘導心電図のことを指します。
●負荷心電図検査
●ホルター型心電図検査
ホルター型心電図検査は、およそ24時間の心電図を機器に記録して、不整脈の数や心電図の波形の変化を解析します。
●24時間自由行動下血圧測定検査
●トレッドミル負荷心機能検査
検査の前に電極の装着を行いますが、上半身の服や下着はとっていただきます。靴と靴下は履かずに検査を行います。
胸部、肩、腰に心電図の電極を貼付し、左腕に血圧測定のマンシェットを巻いてトレッドミルの上を歩いて運動していただきます。運動中の心電図や血圧を記録して虚血性心疾患や不整脈の診断のために実施されます。
●心臓超音波検査(UCG)
超音波という高い周波数の音波を対象となる臓器にあてて、跳ね返ってくる音波を画像にすることにより、心臓の動きや心臓の内部にある弁の状態を観察できます。

【注意事項】
1)検査時間は20~30分程度です。

お腹
●腹部超音波検査(USG)
超音波という高い周波数の音波を対象となる臓器にあてて、跳ね返ってくる音波を画像にすることにより、臓器の内部にある腫瘤や結石などを見つけることができます。主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓の検査を行います。

【注意事項】
1)検査で使用される超音波は体に害はありません。
2)超音波は、胃や腸のガスがあると減衰してしまいますので、食事の制限があります。
3)検査時間は20分程度です。

ページトップ

●頸動脈エコー検査
頸動脈の内膜中膜複合体の厚さの計測し動脈硬化の程度を調べたり、総頸動脈や内頸動脈、椎骨動脈の血流速度を計り血管の狭窄や閉塞がないかを調べる検査です。
●甲状腺超音波検査
●標準純音聴力検査
●簡易聴力検査
●ティンパノメトリー検査<
●耳小骨筋反射検査(AR)
●中耳機能検査
●後迷路機能検査
●内耳機能検査
●標準語音聴力検査
●耳管機能検査
●耳音響放射検査(DPOAE)
●耳鳴検査
●鼻腔通気度検査
神経
●誘発筋電図
・運動神経伝導検査(MCV)
・知覚神経伝導検査(SCV)
・F波
筋肉
●筋電図検査
平衡感覚
●重心動揺検査
体脂肪
●体液量・細胞外体液量測定
※1 血圧脈波検査(ABI)
両肘、両足の血圧を同時に測定することにより血管の動脈硬化の程度を調べたり脚の動脈の狭窄の有無を調べます。検査時間は10~15分程度です。
※2 睡眠時無呼吸検査
睡眠中の無呼吸の時間や回数を測定します。
この検査は簡易的な検査とより精密な測定の2種類あります。
簡易な検査では、検査機器を家に持ち帰ってもらい就寝時に自分で機器を装着します。
翌朝自分で取り外し、その日の就寝時も装着します。
その翌日機器の返却に来院していただく必要があります。
精密な検査では、木曜日の午後来院していただき、入院します。
夕方から機器を専門の職員が装着にお部屋に伺います。
翌朝専門の職員が取り外しにお部屋に伺います。その後退院となります。

ページトップ

■生化学・免疫検査部門

血液・尿などの生体から採取した検体で行う検査です。
当院では自動分析装置で正確かつ迅速な検査が出来る体制を整え、必要に応じて診察時に結果をお渡しできるよう努めております。

生化学検査
血液中に含まれる成分(糖、電解質、酵素、脂質、蛋白など)を測定します。

≪主な検査内容≫
・肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP、CKなど)
・腎機能検査(尿素窒素、クレアチニン、Ca、iPなど)
・脂質検査(コレステロール、HDL-コレステロール、
 LDL-コレステロール、中性脂肪など)
・糖尿病検査(血糖、ヘモグロビンA1c、インスリンなど)

生化学検査
免疫血清検査
腫瘍マーカー、ホルモン、ウィルスの抗原抗体などを測定します。

≪主な検査内容≫
・腫瘍マーカー(CEA、CA19-9、PSAなど)
・ホルモン検査(TSH、FT3、FT4など)
・ウィルス検査(HBV、HCV、HIV)

免疫血清検査
アレルギー検査
花粉症や喘息などを引き起こすアレルギーを調べる検査です。
アレルギー検査

ページトップ