はじめまして。研修医1年目の野々山です。現在、研修を始めてからちょうど半年がたちましたが、とても充実した日々を送っています。
今回は、業務的なものとは少し違う観点からお話したいと思います。
当院は研修医の人数が一年次につき5名と、他の病院と比べ比較的少ないのが一つの特徴だと思います。そのため救急外来でおのおのが体験した症例を研修医同士で検討し、上級医や二年次の先生方々にも共に体験した症例について検討していただけるなど、とても丁寧に指導していただけます。症例だけでなく、知識面や技術面においても1人1人個別に熱心に指導していただけます。
また、少人数のため、同期の先生達の仲も和気藹々としており、上級医の先生にもすぐに顔を覚えていただけ、とても充実した職場環境です。
学生の皆様にはとてもたくさんの選択肢があり悩むと思いますが、もし当院に興味を持っていただいたなら、ぜひ一度見学に来てください。
野々山 宏
平成19年3月 愛知医科大学卒業
旭ろうさい病院研修医
こんにちは、1年目研修医の狩谷と申します。
この文章を読んでいるのは主に研修先をさがしている医学部の5、6年生だと思います。
今回は当院での学生実習事情をお話ししたいと思います。
大学の学生実習プログラムで当院を選択できるとあって、たくさんの学生を迎えています。その他、個人の申し込みを含めると例年30人から40人の学生が実習をしにやってきます。年がら年中、学生が居るという印象です。期間は日帰りから長いと6週間という学生も居ます。
学生を担当するのは研修医の仕事という病院がほとんどですが、当院では部長先生も1年目も垣根なく担当します。学生からの質問も難しいものがあり、返答に困ることもしばしば。教える場合は自分がよく理解していることが前提ですが、質問を受けると自分の無知さ加減がよくわかります。職場では常に説明やプレゼンテーションが求められているわけですが、このことは手技をおぼえたり、知識をつけるよりもずっと難しく悩ましいものです。
実習では、みているだけでなく学生さんもいろいろと手を使った実習をやりますので飽きることはないと思います。私も学生の時に4週間泊まり込みで充実した実習をさせてもらいました。
皆さんも当院に来たときは一緒にがんばりましょう。
狩谷 哲芳
平成19年3月 名古屋市立大学卒業
旭ろうさい病院研修医
皆さん初めまして。研修医1年目の河南と申します。
研修医としてスタートし4ヶ月が経ちました。この4ヶ月間を振り返ってみると、一日一日があっという間に過ぎていたように思います。気がつけば夏が来ていたという感じです。
これまでに外科3ヶ月・麻酔科1ヶ月のローテートをしてきましたが、指導医の先生をはじめ先輩方からの熱い指導はとても目を見張るものであり、モチベーションを高く持ち続けることができました。
これまでに先輩方が書かれておられるように、当院の特徴として、中規模であるからこそ一つの症例を深く学ぶことができる環境があげられます。その日の手術や業務終了後、手技や病態について自分で勉強するとともに指導医の先生方からも学ぶことができます。忙しい中で、じっくりと深く学ぶという時間はなかなかないのかもしれませんが、当院ではそれがより実現可能であると感じております。要は自分次第なのかもしれませんが、他院よりもバックアップ体制がしっかりしているのではないでしょうか。
この先も続々とローテートが待ち受けていますが、当院の魅力を存分に受けながら研修していこうと思います。
当院に少しでも興味をお持ちの学生の皆さん、ぜひ一度見学に来てみてはいかがでしょうか。期待を裏切らない(もしくはそれ以上の)研修を実現できるかもしれませんよ。
河南 勝久
平成18年3月 弘前大学卒業
旭ろうさい病院研修医
はじめまして、研修医2年目の生田と申します。もうこの臨床研修医レポートも8回目になるみたいですね。既に多くの先生方がいろいろ書いて下さっており書くネタも尽きてきましたが、大体の雰囲気はつかめて頂けたでしょうか?僕はこの原稿を書いている今現在小児科をローテートしていますので、その辺りと絡めて少し書いてみます。
小児科研修中の研修医の業務は1)入院中の子供(患者)の診療、2)病棟及び外来での処置、3)(時間外)外来診療 あたりがメインであり、1)については毎朝上級医と一緒に入院患者の回診を行い、子供の全身状態や診察時所見等を考慮して上級医と相談の上で今後の治療方針(検査、投薬、退院の可否等)を決める形になっています。2)は点滴(ルート確保)、採血、腰椎穿刺、予防接種などの手技的なことであり、“なるべく子供に痛い思いをさせるな!”という部長先生のイズムの下で日々スキルアップを図ります。3)は既に何度か他の先生が書いて下さっている救急当番の子供版であり、当直の時と同様に時間外外来受診した子供を診るというものです。お目にかかる疾患としては、胃腸炎、喘息性気管支炎、熱性痙攣、クループ、髄膜炎といったいわゆるcommon diseaseが多く、この点は小児科に限らず当院の1つの特徴といえるかもしれません。今後医師としてやっていく上で何度もみることになるであろう疾患の症例を数多く経験できるということが、当院のような中規模病院での研修の1つの大きなメリットだと思います。
2年間の初期臨床研修はある意味貴重な期間であり、これからマッチング等を受けられる方はいろいろ悩まれていることとは思いますが、興味をもたれた方は一度病院見学へお越しください。
生田 正
平成18年3月 神戸大学卒業
旭ろうさい病院研修医
はじめまして。研修2年目の小島です。医師になってあっと言う間に1年と2ヶ月がたちました。学生のころより時間が早くすぎて行きます。きっと、それだけ充実しているということでしょう。
どこの病院も同じだと思いますが、主に若手医師(研修医)が担当している仕事として救急当番があります。当院では勤務時間帯(8:45~17:00)の救急車の対応や、時間外の外来患者さんの診察をおこなうもので、週1~2日まわってきます。上級医の指導のもと、若手医師(研修医)が中心に診療を行います。救急の患者さんですから、なるべく短い時間で診察をおこない検査計画をたてなくてはいけません。一緒に診療にあたる上級医の先生や、看護師さんのバックアップがとても心強く、励みになります。
当院は中規模の病院であり、大規模の病院と比べて救急患者数は少ないです。その分、1例1例をしっかり復習し勉強する時間があります。たくさんの症例を経験することも大切ですが、経験した症例を深く学ぶことも大事だと考えます。どちらに重きを置くかですね。
2年間は長いようで短いです。後悔しないように納得して研修生活を送りたいものです。興味をもたれたら、一度見学に来てください。お待ちしています。
小島 明子
平成18年3月 愛知医科大学卒業
旭ろうさい病院研修医
こんにちは。研修医二年目の松田と申します。実はこの原稿を書くのは2回目となります。前回はこのページの第一回目をつとめさせていただきました。研修も一年間終わり後輩も入ってきて、改めて気がひきしまる思いのする今日この頃です。
現在僕は消化器科をローテートしております。選択枠を使い、消化器科4ヶ月目になっています。当院の消化器科の研修は、一人の主治医としてしっかり診療にあたり、検査にも積極的に関わることができる点が魅力だと思います。大きな病院では消化器の研修は見学、またはともすれば病棟業務のみで研修が終わってしまうところが多いようですが、当院では検査介助、また、機会があれば積極的に手を動かすことができます。やはり、見るだけと自分の手を動かすのでは理解もモチベーションも全然違ってくると思います。
当院消化器は5名のスタッフ、後期研修医、初期研修医でアクティブに診療、教育を行っています。ぜひ一度他の病院の見学をしてから当院に見学にきてください。そして、当院の魅力を感じていただけたなら、ぜひ初期研修の場としての候補に入れてください。では、みなさんにお会いできる日を待っております。
松田 大知
平成18年3月名古屋市立大学卒業
旭ろうさい病院研修医